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スカリン先生の健康だより(2017年3月号) 


「スカリン先生の健康だより」では、流行性の病気の予防方法や対応方法など、健康に関する情報をコラム形式でご紹介していきます。

 

小学校入学前の運動習慣が、小中学校の骨折を防ぐ?

●運動会での組体操
スポーツ庁は平成28年3月に、「タワーやピラミッドは段数が低くても、事故が発生している。」と注意を呼び掛けました。また、タワーやピラミッド以外でも、相棒に足を支えてもらって、逆立ちする補助倒立や、相棒の膝の上に立ち上がる「サボテン」、肩車でも骨折が起こっています。

●災害共済給付件数
独立行政法人・日本スポーツ振興センター(JSC)によると、全国の小中学校での組み体操の事故と、その骨折の占める割合は、25%前後です。平成27年を例にとると、7702件のうち骨折件数は、2057件(小学校1557件、中学校500件)でした。
年度   組み体操の事故件数 組み体操の骨折件数(骨折の割合)
平成24     8493         2194 (25.8%)
平成25     8218         2140 (26.0%)
平成26     8174         1979 (24.2%)
平成27     7702         2057 (26.7%)

●40年前の骨折頻度
1970年と2010年の骨折頻度を比べると、保育園・幼稚園児は余り変化がありません。ところが、小学生は約2.5倍、中学生は約3倍と著しく増加しています。

●どうして骨折が多くなったの?
体格と運動能力のアンバランスが、一つ考えられます。1970年と2010年で11歳の平均身長で、約4cm伸びていますが、50m走やソフトボール投げ等、運動能力は下回っています。「体力・運動能力調査」によると、朝食を抜いたり、テレビの視聴時間が長いと、体力が低い傾向があります。もちろん、日頃運動する子は、しない子供に比べ、運動能力が高いようです。宇宙の無重力状態で、骨はカルシウムが溶け出し、弱くなります。それは帰還飛行士の悩みでもあります。運動することによって、骨に物理的刺激を与えましょう。無重力状態の宇宙飛行士は、意味なく車輪のない自転車のようなエルゴメーターを、漕いでいるのではありません。

●骨量は20歳までに決まる
骨量は20歳あたりでピークとなります。成長期には、カルシウムの吸収率が高いようです。20歳までの「骨量の貯金」が、成人期以降の骨ソショウ症や骨折を防ぎます。かしこくカルシウムを摂りましょう。早寝早起きすれば、深い睡眠が得られ易く、成長ホルモンが充分に分泌されます。運動も成長ホルモンの分泌に効果的です。ビタミンDも骨を強くします。紫外線は、ビタミンDを活性化します。適度な日光浴を加えて下さい。

●運動習慣は身を助ける
「運動部活動をしっかり頑張っている子は、学力が高い傾向にある」進学指導をされる先生の感想です。ドーパミンという神経伝達物質は、やる気に関与します。運動はドーパミンの働きを良くします。やる気が出ない時こそ、先に体から動き出してみましょう。意外と続けられます。

●保育園での取り組み
横須賀市立の保育園児保護者のアンケートから、「子供と一緒に体を動かす時間が、持てない」悩みを、抱えていらっしゃいます。保育園では、親子で運動遊びを計画しています。まず、親が自ら運動習慣を持つことです。「0から1への距離は、1から1000への距離より大きい」という格言があります。一端動き出せば、ドーパミンが出て来ます。また、本が好きな子供は、その親の読書時間が長いようです。

 

母子健康手帳Forever

母子健康手帳Foreverは、母子健康手帳に関する話題や出来事などを隔月で提供するコラムです。
時には親の視点で、時には保健師の視点で、時にはママ友の視点で、気軽に読める読み物として綴っていくコラムとなっています。
毎月更新されるすかりぶの「スカリン先生の健康だより」とともにご覧いただければと思います
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スカリン先生の健康だより☆バックナンバー

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・もし赤ちゃんが発熱したら(2017年1月号)
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・SFTS(重症熱性血小板減少症候群)について(2015年8月号)
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