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スカリン先生の健康だより(2017年8月号) 


「スカリン先生の健康だより」では、流行性の病気の予防方法や対応方法など、健康に関する情報をコラム形式でご紹介していきます。

 

妊娠中の感染

妊娠中はホルモンのバランスが崩れやすく、免疫力も低下するため感染症にかかりやすくなります。妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんに危険のある風疹ウイルスやサイトメガロウイルス、トキソプラズマ、ジカウイルスなどの病原体については、注意が必要です。唾液などを介して感染する場合もあるので、家族など周囲の人からの感染への注意も必要です。

<サイトメガロウイルス>
サイトメガロウイルスは、ありふれたウイルスで、日本では成人の半数以上がすでに感染し免疫を持っています。感染しているヒトとの接触によって感染します。妊婦が初めて感染した場合などに胎児にも感染が及ぶことがあります。流産・死産、脳や聴力障害などが生じる恐れがありますが、何らかの症状がみられるのは感染した胎児の10-30%程度といわれています。

<トキソプラズマ>
トキソプラズマは、家畜の肉、感染したばかりのネコの糞や土の中などにいる原虫(目に見えないほど小さな生物)です。妊婦が初めて感染した場合に胎児にも感染が及ぶことがあります。流産・死産、脳や眼の障害などが生じることがありますが、症状も障害の程度も様々です。

<日常生活の注意点>
手洗いは感染防止に重要です。食事の前やおむつの処理の後はしっかり手を洗いましょう。また、生肉を調理する時などは手袋をつけましょう。
食材はしっかり加熱したものを食べましょう。食べ物の口移しや子どもの食べ残しを食べることはやめましょう。
外出時には人ごみを避け、できればマスクを着用しましょう。熱や発疹のある子どもとの接触には注意してください。中米、南米、カリブ海地域や東南アジアなど、ジカウイルス流行地域への旅行はできる限り控えましょう。

<予防接種について>
妊娠中でもインフルエンザワクチンは接種できますが、風疹ワクチンは接種できません。妊婦健診で風疹抗体(風しんの免疫)のなかった方は、周囲からの感染を防止するために同居の家族に麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)を接種してもらいましょう。
横須賀市では、「先天性風しん症候群」の発生を予防するため、妊娠を予定または希望される方などに対して、風しん抗体検査(風しんの免疫があるか調べる検査)と予防接種の費用を助成しています。詳しくは以下のホームページをご覧ください。⇒こちら
この他にも、妊娠中にはさまざまな体調の変化や注意することがあります。気になることは、かかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

参考;日本医師会 日医ニュース 健康ぷらざ No.485
スカリン先生の健康だより ジカ熱について(2016年3月号)麻疹と風疹(2014年4月号)
トーチの会⇒ホームページ

 

母子健康手帳Forever

母子健康手帳Foreverは、母子健康手帳に関する話題や出来事などを隔月で提供するコラムです。
時には親の視点で、時には保健師の視点で、時にはママ友の視点で、気軽に読める読み物として綴っていくコラムとなっています。
毎月更新されるすかりぶの「スカリン先生の健康だより」とともにご覧いただければと思います
☆母子健康手帳⇒こちら

 

スカリン先生の健康だより☆バックナンバー

・赤ちゃんの夜泣きは、ママの育て方が悪いわけじゃありません(2017年7月号)
・乳児ボツリヌス症(2017年6月号)
・赤ちゃんの便秘。まだまだ未熟な意識的な排便(2017年5月号)
・新生児聴覚検査について(2017年4月号)
・小学校入学前の運動習慣が、小中学校の骨折を防ぐ?(2017年3月号)
・おちんちんについて(2017年2月号)
・もし赤ちゃんが発熱したら(2017年1月号)
・こどものあざは消えるの?(2016年12月号)
・児童虐待とは?(2016年11月号)
・ロタウイルス胃腸炎を予防しましょう(2016年10月号)
・赤ちゃんがB型肝炎ウイルスに感染すると、将来肝臓ガンになりやすい(2016年9月号)
・夏休みは海外へ(2016年8月号)
・赤ちゃんへ笑顔の話しかけが、言葉の発達を促す(2016年7月号)
・蚊が媒介する感染症の予防(2016年6月号)
・お肌の荒れが食物アレルギーの原因??(2016年5月号)
・梅毒とは(2016年4月号)
・ジカ熱について(2016年3月号)
・インフルエンザについて(2016年2月号)
・A型肝炎について(2016年1月号)
・低身長症について(2015年12月号)
・心雑音について(2015年11月号)
・B型肝炎について(2015年10月号)
・日本脳炎について(2015年9月号)
・SFTS(重症熱性血小板減少症候群)について(2015年8月号)
・MERS(中東呼吸器症候群)について(2015年7月号)
・おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)について(2015年6月号)
・伝染性紅斑(リンゴ病)について(2015年5月号)
・食物アレルギーについて(2015年4月号)
・アレルギー性紫斑病について(2015年3月号)
・HTLV-1 について(2015年2月号)
・川崎病について(2015年1月号)
・マイコプラズマ肺炎について(2014年12月号)
・RSV(RSウイルス)と予防法(2014年11月号)
・熱性けいれんについて(2014年10月号)
・デング熱について(2014年9月)
・水痘(水ぼうそう)とワクチンについて(2014年8月号)
・手足口病とヘルパンギーナについて(2014年7月号)
・BCGについて(2014年6月号)
・ポリオとポリオワクチンについて(2014年5月号)
・麻疹と風疹(2014年4月号)
・ママと赤ちゃんの良好な関係は、スキンシップから(2014年3月号
・免疫機能は腸管から(2014年2月号)
・乾燥の季節がやって来た。(2014年1月号)
・新種のノロウイルスが、世界中を巡っています(2013年12月号)
・乳幼児に肺炎を引き起こすRSウイルスが、流行中です(2013年11月号)
・こどもの好き嫌いは、本能から?(2013年10月号)
・胎児から愛をこめて(2013年9月号)
・夏に子どもが、かかりやすい感染症(2013年8月号)
・赤ちゃんの夜泣き(2013年7月号)
・食中毒に注意しましょう!(2013年6月号)
・毎日朝食を食べる子は、学力アップ?(2013年5月号)
こどもの花粉症が増加中(2013年4月号)
・PM2.5の横須賀市内測定値が、開示中です(2013年3月号)
・風疹が神奈川県で流行中(2013年2月号)
・インフルエンザウイルスの流行が始まりました(2013年1月号)
・ノロウイルスに注意しましょう!!(2012年12月号)

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